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日々の大切なもの 大切なこと…

50代からは小さく 軽く 暮らしを楽しみます

老後の蓄えについて考えてみる

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 片付けに 一旦 終止符を打って

落ち着いてきたら ぼんやり これからのことを

考えていました

 

自分は どうしたいのか

私たちは、 息子のこと、など

 

息子は まだ 学生です

好きな道を 信じて 歩んで欲しいと思っています

まわりは 就職をとっくにしているけれど

自分の人生 自分で決めて 切り拓いて歩んで欲しい

お金は 残さなくていいでしょう

 

パパさんと 老後も旅行を楽しみます

元気で居るために 体操 プール 脳トレするわね

食事にも 気をつけます

結婚するまでは 家族でたまには行きましょうね

結婚は まだまだ 先でしょうから

別に しなくても いいんです

ひとりが 気楽かもしれませんから

 

もし するなら 海外式でね

お金掛けずに 引き出物とかなしで

洒落た小さな店で 美味しいもの少しの

地味だけど 温かいパーテイーにしてちょうだいね

あなたは 無駄なお金は 使わないから

きっと そんな感じだと思います

 

そんなことを 考えたら

老後は どれくらいのお金で過ごせるかしら 

ふたりの年金と 少々の蓄えがあれば 大丈夫ね

 

母の知人で 8万円で 生活している方がいます

年は 74歳

友人を通じて 知り合い 沼津在住

小さな家に住んでいます

亡くなったご主人は 飲ん兵衛で 貯蓄はすっからかん

保険金も無く 子どもからの仕送りもない様子

なのに すっごく 明るくて 前向きでおもしろい

 

そして この方のすごい所は

お金が 足りない と一切 言わないところ

まわりの人達 友人に 気前よく 

沼津の美味しい 干物を 

美味しいからと 送ってきたりするんです

ふつうなら そんな余裕は ないように思うのですが

会うと いつも 素敵な笑顔なんだそう

 

「母が どうしてそんなに 明るくいられるの」

と 聞いたら

「私はね もう 物欲が ほんとに ないの

モノなんか 欲しくない 服だって ボロでいいの

みんなと こうして バカ言って 笑うことが

一番の しあわせなのよ」

家の小さな畑で 精を出しています

 

ふつうなら 8万円しかない と思うところ

今 しあわせで仕方ないと 豪快に笑うそうです 

「なんとかなるのよ~お金なんて!

 それより 自由と元気なからだ!これが 一番よ~!」

 

 

同じ余生を送るなら こんな前向きな時間を過ごしたい

なんの未練もなく 楽しかった~と 

この世に お別れできるでしょう

 

私は この話を聞いて

すごく 気持ちよかった

元気でいられれば お金は少しでも

暮らそうと思えば 暮らせるんだなと思いました

 

とは いっても

現実には やはり お金です

持っているに こしたことはありません

ですが ないなら ないで 

この方のように 欲のない余生を送れば

どんなにか 身軽で 気楽な自分でいられるか

そんなふうに 思った次第です

 

 

人が死んだ後に残るものは 集めたものではなく与えたものである

              ジェラール・シャンデリ